第11章

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「時間もないし、院内の食堂でもいいか?」 「うん、どこでも」 「じゃあ、行くか…美帆。」 彼女と並び、食堂へ。 食堂は、お昼時だから患者や入院家族、ドクターやナースもいた。 「美帆、何、食う?」 「おすすめってある?」 「わからん。いつも同じもの食ってるし…」 「じゃあ、同じでいいよ」 結局、いつもの食べる“ラーメン定食” 美帆は“ラーメン”だけにし、席に着いた。 「仕事、大丈夫なのか?」 「どこかで食べていかなきゃだし、ここからタクシーで向かう。 だって、あんな嬉しい言葉もらったのに、食べたかったから…気にしないで」 マジで最高だな…… 妹達もいるから、初めだけだったからなぁ…2人で食うなんて。
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