第13章

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「北山君、彼女とは順調かね…」 「もちろんです。"同棲”も決まりましたし…」 「そうか…その、どうしても、無理だろうか?娘のこと…」 「だから、何度も言ってますように…「それが、病院の経営が悪くて…娘の婿になってもらいたいんだが…」」 はぁ!? 病院の経営が厳しいから婿になれと… 「娘がお婿さんは、君がいいというんだ…」 すがるように見られても困る。 「それなら、俺は、女と”籍”を入れます。 だいたい、女を抱いてるとき"避妊”もしてませんし… 愛してもない女と結婚させられるなんて、ありえません。 もしですよ、俺が娘さんと結婚しても、家には帰らず、女の元に帰り抱きます。 娘さんを抱くこともありませんが、いいんですか? 跡継ぎも望めませんし、その場をしのいだとしても、女に子供が出来れば即離婚しますし…」 ここまで言われりゃあ、懲りるだろう…
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