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【志保side】
やっとお兄ちゃんに愛する人が出来た。
職業柄、時間とかままならないからなのか、ずっと傍に置いている。
夜中の呼び出しだってある時も…あった。
だけど、彼女が出来てからは、あまり行かない。
前は呼び出しがあってはと飲まなかったお酒さえ飲んだり…
そんな2人を見届けている。
2人が1ヶ月ったった時、私はもう大丈夫だと思って"同棲"を勧めた。
それに伴い、私達も“同棲”を決意。
ちょうど空いてた、同じマンションの一つ下の階。
彼女、美帆の引っ越した次の週に買い物に出かけた。
そこでまさか、お兄ちゃんに言い寄る女と出くわした。
2人の幸せを壊すなんてありえない。
「ちょっと、あんた、まだ…」
「いいえ、偶然です。私は諦める事にしましたから…」
えっ、えぇ…
「そうなの?」
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