第14章

10/12
前へ
/12ページ
次へ
【志保side】 やっとお兄ちゃんに愛する人が出来た。 職業柄、時間とかままならないからなのか、ずっと傍に置いている。 夜中の呼び出しだってある時も…あった。 だけど、彼女が出来てからは、あまり行かない。 前は呼び出しがあってはと飲まなかったお酒さえ飲んだり… そんな2人を見届けている。 2人が1ヶ月ったった時、私はもう大丈夫だと思って"同棲"を勧めた。 それに伴い、私達も“同棲”を決意。 ちょうど空いてた、同じマンションの一つ下の階。 彼女、美帆の引っ越した次の週に買い物に出かけた。 そこでまさか、お兄ちゃんに言い寄る女と出くわした。 2人の幸せを壊すなんてありえない。 「ちょっと、あんた、まだ…」 「いいえ、偶然です。私は諦める事にしましたから…」 えっ、えぇ… 「そうなの?」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加