第15章

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《ちょっと待ってて『修、これでいいから、美帆に持っていって』》 訳のわからない会話が続く。 美帆になにかあったのだろうか? 《あっ、ごめん。そう美帆が倒れたのよ…》 「今、なんて言った?」 《だから倒れたのよ…熱出して…》 熱… 「何度だ…」 《38度5分》 「他の症状は?」 すぐにでも帰りたいが、帰れない。 《ないかな…けど、しんどそう…》 「いつからなんだ?」 引越しの手伝いをすると張りきっていた。
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