第17章

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♪~♪~… スマホが鳴って、目が覚めると見慣れた天井… あれ? 気にはなったけどとりあえず出ると、美佐だった。 「もしもし?」 《どう?》 「うん、まだ、熱が下がらなくて…実はね…」 確か、病院に行った筈なのに…と言うと 《あんた、馬鹿?彼が連れて帰ってきたんでしょうが…まったく》 電話口で呆れられた。 《まぁ、無理しないでね…こっちは、大丈夫だから…》 言いたいことを言って切れた。 とりあえず、着替えたくて、着ていた服を脱げば、腕には点滴でも受けたみたい。 「うーん、思い出せないなぁ…」 志保からも、メールで“おかゆを食べて”とあった。 リビングの台には薬もあった。
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