第20章

2/9
前へ
/9ページ
次へ
11月から志保さん達は下の階に引越し。 でも、朝や夕食、そして――― 当直の日は泊まっている。 「ねぇ、美帆…」 「なぁに?」 12月のある最初の土曜日、修さんは休日出勤で、もちろん翔も仕事。 私達は光ファイバーのツリーを出している。 去年までは、なかったらしいけど、私が飾りたいと言って、翔が休みの日に買ってきてくれた少し大きいツリーを取り付け中。 「クリスマスは、お兄ちゃん、休みなの?」 「んー、わかんない…なんで?」 「私達、その日、夕食入らないから…2人で食べに行くの…」 うわぁ…いいなぁ… 「初めてのクリスマスだし、お兄ちゃんも考えてるんじゃない?」 そうなのかな?だったら嬉しいけど… 今日は聞けない…当直だから…… 今月で付き合いだして3ヶ月目。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

31人が本棚に入れています
本棚に追加