第22章

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ご両親は俺の身体を心配された。 「2人が結婚したら、私達が、そっちに行った方がよさそうねぇ」 「だな。息子達も、あっちだしなぁ…」 とまで言われて、ドキッとした。 そして、寝るになり、美帆の部屋に向うと――― 何度かいい雰囲気を壊された。 “いつ頃、お戻りですか?” “どの先生も飲んでるとか…” “先生と連絡がとれない” 仕舞いには『タクシーで、戻って来てもらないか』とまで言い出す始末。 「とにかく、俺は無理なんで―――明日、目覚めたら連絡します」 最後は電話をきって、電源を落として、ベットに入れば、すでに美帆は寝息をたてている。 ・・・くそっ 抱く予定が邪魔されてしまった。 美帆を抱きしめて眠るが、役にてなかった俺の分身が、窮屈で堪らなかった。
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