第26章

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帰宅して、美帆にも告げたら… 「えぇ!?」 そりゃあ、驚くか……。 「悪阻は、なかったよね…志保。」 「そうなのよ。だからってのもあるし、遅れてるなぁくらいでね。 お正月に彼の家に行った時、思ったんだけどね」 昨日は昨日で美帆の事で、確かめなかったらしい。 妹と美帆の同時、妊娠に動揺の俺。 「修も驚くだろうなぁ…フフフ…」 楽しんでる様子だ。 「2人共、週末、美帆の両親が来るから…」 告げた。 「もう話したの?」 「あぁ、喜んでいたよ。 それとお母さんが、“悪阻大変だけど無理するなって”」 『うん』と頷いた。 その夜、修に伝えると喜び、週末、修の実家から挨拶に来た。美帆の両親も重なり、お互いの親が“婚姻届”の保証人になってくださり、提出することになったんだ。 母子手帳も貰い、美帆も“北山美帆”となった。
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