第26章

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病院から戻ると志保に寝かされて、ベットの上。 「うどんなら、食べれそう?」 「うん」 「了解」 キッチンに行って1人になった。 目を閉じると眠ったみたいで、目が覚めるとリビングに。 気分が少しよくなっていた。 「どう?美帆……」 「少しは、いいよ」 「食べれる?」 頷くとやわらかく煮込んだうどんを持ってきてくれた。 食べれるだけ食べて、吐き気もあって吐いた… 「悪阻だから、気にしないのよ…」 優しさに泣いてしまった。 志保は、ずっと背中を摩ってくれた。 あぁ、美佐も悪阻の時、こんなに辛かったのかと思った。
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