第26章

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「まさか…」 「あぁ、そうだよ…お前等が別れたら狙うつもりだったんだけど…俺」 はぁ!? 「それは、残念だったな…須山。 俺は別れる気も、さらさらねぇよ…」 「だよなぁ…いつも、お前の傍にいる彼女は幸せそうだしな」 わかってるじゃねぇか… 「まぁ幸せになれよ…北山」 「もちろんだ!!」 フッ…ニャっと顔が緩む。 須山は見てられないとかで、帰っていった。 翌日、朝の申し送りを済ませ、病院を出る。 マンションに帰る前に、役所で“婚姻届”をもらってきた。 「ただいま」 「おかえり」 妹の志保が出迎えた。
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