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「まさか…」
「あぁ、そうだよ…お前等が別れたら狙うつもりだったんだけど…俺」
はぁ!?
「それは、残念だったな…須山。
俺は別れる気も、さらさらねぇよ…」
「だよなぁ…いつも、お前の傍にいる彼女は幸せそうだしな」
わかってるじゃねぇか…
「まぁ幸せになれよ…北山」
「もちろんだ!!」
フッ…ニャっと顔が緩む。
須山は見てられないとかで、帰っていった。
翌日、朝の申し送りを済ませ、病院を出る。
マンションに帰る前に、役所で“婚姻届”をもらってきた。
「ただいま」
「おかえり」
妹の志保が出迎えた。
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