第26章

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「お前、仕事は?」 「休んだ…」 「美帆は?」 「寝てるよ…昨夜は、寝てないから…」 「はっ!?」 聞けば、美帆と志保は、吐き続ける美帆に寄り添っていたらしい。 志保は修を出勤させ、寝ようとしてて、俺が帰宅したようだ。 「風呂に入ってくるから、寝てろ」 脱衣場に向かった。 シャワーを浴びて、寝てると思い、寝室に入ったが、誰もいない。 和室に向かえば、2人が並んで寝ている。 修の布団は―――折りたたんである。 俺は美帆の横に滑り込んだ。 起こさないようにそっと触れるだけのキスを落とす。 ぐっすり眠る彼女を見ていた。
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