第1章

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週末、マンションには、私の両親と、修さんの両親が集まった。 婚姻届も書き終えると、両親達は“結婚式”をどうするかと話題に。 翔や志保の両親だって、見たかった筈。 私達だけでも、見届けたいとかで…… 身内や友人だけの式にしようとなった。 修さんと志保が働く会社のブライダルで…… 翌日、親達が決めに行くらしい。 「お母さん達、泊まる部屋なんですけど…」 「私達の部屋に泊まってください」 私と志保が言うと―――― 「私達は4人で、ひとつ部屋でいいわよ。ねぇ土田さん」 「えぇ、糸井さん」 和室の部屋で、寝てもらって、志保達もこっちに泊まる。 翔は病院から、呼び出されて、行ってしまった。 「ほんと彼は、忙しいんだな…美帆。」 お父さん達の相手は修さんが……。
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