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《『浩二、どうしたの?』》
おねぇさんの声も聞こえて……
「お兄ちゃん?聞いてる?」
《えっ、あっ、あぁ…》
お兄ちゃんが住んでる場所を言えと言うので伝えた。
明日、お昼に行くからと……
電話が切れた。
ガチャ…
ドアが開いて、翔が入ってきた。
「どうかしたのか?」
「それが…」
お兄ちゃんとのやり取りを伝えた。
「…明日、来るのか?」
コクンと頷くと『わかった』と……
「心配しなくていい…お兄さんにも会わなきゃだしな」
不安だったけど、翔は受け止めてくれた。
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