act.2 火蜥蜴~サラマンダー~

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「同業者」 再び、男の警棒が私を襲ってきた。 それをかわし、カウンターで蹴りを放つと、男が後ろに飛びすさり、ニヤリと笑う。 「……いいねぇ、ぞくぞくするわ」 ちゃらけたような男の言葉を無視して、男との距離を保つ。 「同業者……。あんたも“掃除屋”って事?」 「うん、まぁ、そんなとこ」 男の警棒がうなる。 身体を反転させて男をかわす。 警棒がベッドに突き刺さり――男が引き抜いた瞬間、ベッドの中に仕込まれていた白い羽毛が舞う。 ヒラヒラと真っ白な羽が舞う部屋で――私と男がにらみ合う。
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