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お盆明けの数日後。
志保と私は検診にやって来た。
まぁ志保は予定日だけど……
病院について玄関に入ろうとしていたら『あの!?』と声をかけられた。
「あんたは…」
志保が声を荒げるからビクッとした。
誰だろう?
志保の知り合い?
まぁ可愛い感じの女の人がいた…
「志保の知り…「なんのよう…まだ…」」
志保の知り合いって聞けないまま被せられた…
「私はただ、これを拾っただけで…」
差し出されたのは、診察のカードだった。
カバンから取り出す時に落としたみたい。
「ありがと」
受け取ると、志保は『行くよ』と入って行くからおいかけた。
「ど、どうしたの?」
声をかけるが機嫌が悪い。しかも産科にやって来た翔にコソコソ話すと翔も不機嫌に…
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