第33章

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お盆明けの数日後。 志保と私は検診にやって来た。 まぁ志保は予定日だけど…… 病院について玄関に入ろうとしていたら『あの!?』と声をかけられた。 「あんたは…」 志保が声を荒げるからビクッとした。 誰だろう? 志保の知り合い? まぁ可愛い感じの女の人がいた… 「志保の知り…「なんのよう…まだ…」」 志保の知り合いって聞けないまま被せられた… 「私はただ、これを拾っただけで…」 差し出されたのは、診察のカードだった。 カバンから取り出す時に落としたみたい。 「ありがと」 受け取ると、志保は『行くよ』と入って行くからおいかけた。 「ど、どうしたの?」 声をかけるが機嫌が悪い。しかも産科にやって来た翔にコソコソ話すと翔も不機嫌に…
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