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あわてて千冬さんをなだめる八雲さんが可笑しくて――。
「違うの、千冬さん。八雲さんは私を慰めてくれたの」
八雲さんがこくこくとうなずく。
「ありがとう。千冬さんも八雲さんも……大好き」
そう言うと、千冬さんが明るく笑い返した。
「うん、あんたはやっぱり笑った顔のが良いね」
そうして、包みを手渡される。
「はい!! やっくん特製のうま煮と私スペシャルの焼おにぎり!! これ食べて、サッと寝て、嫌なことはサッと忘れて、元気出しなさい」
「うん、本当に……ありがとう。あ、Tシャツとジーパン!! 洗って返します!!」
「そんなこと気にしなくて良いんだよ。あ、なっちゃんが着てたドレスはどうしようか? こっちで処分しても良い?」
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