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千冬さんがキッと八雲さんの方を向く。
「やっくん!! 牛刀!! 牛刀持ってきて!!」
「ぎゅ……。ちょっと、ちーちゃん。あんた、牛刀で何をするつもりなの?」
「佐多のアホんだら親父をちょんぎってくる!!」
「どこちょんぎってくるつもりなの!? やめなさい!!」
「あぁん!? 男でちょんぎるっつったら、一ヶ所だけだ!!」
鼻息荒く千冬さんがまくし立てる。
「あの親父……なっちゃん泣かせてばっかりで許せん!! ちょんぎってくるから牛刀ぉぉ!!」
「往来の真ん中で牛刀牛刀叫ばないで!! 警察来ちゃうでしょ!?」
「知るか!! ブラッディ・マリィ血冬を怒らせたらどうなるか……あの親父の身体に教えてやらぁぁ!!」
「だからやめなさい!!」
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