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「ダメ!!」
千冬さんの言葉を強く遮る。
「そんなことしたら……二人が睨まれるから……。絶対にダメ」
「私たちのことなら心配しなくて良いんだからね? やっくん、まだまだ組織には顔が効くし、やっくんがちょっとだけ無理して組織からボコられれば良いんだから……」
「ちーちゃん!? 無理するのはアタシ!? アタシだけが無理するの!?」
「なによ? 私が足を洗いたいって言った時は話つけてくれたじゃない?」
「いや、それはアタシのプロポーズもかかってたし、ちーちゃんが『私と結婚したかったら、組織に話つけてこい』とか無茶ぶりするから……」
「ふーん……。じゃぁ、私と別れたくなかったらなっちゃんのこと話つけてこい!!」
「はぃぃ!?」
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