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「つか、俺が何でって聞きたいわ。俺、あのオッサンのこと嫌いなんやけど、オッサンに同情するっていうか……そら、歪むわなぁ……。相手がこんなおとぼけ姉ちゃんじゃ……そら、嫉妬も独占欲も全開にせな……わからんもんなぁ……。全開にしてもわかっとらんしなぁ……。おとぼけ姉ちゃん」
「ちょっと!? 何!? 何かすごく失礼なこと言ってるでしょ!?」
カチンときている彼女をキッと睨み付け。
「蜥蜴ちゃん!!」
「な、何よ!?」
思わず大きくなった俺の声に、彼女が身構える。
「あんたはもうちょい男心を学んでこい!!」
「はぁ!? 何よ、それ!?」
「反論は聞かん!! 佐多があないになったんはあんたのせいや!! 十中八九そうや!! 反省して学習せい!!」
「だから何でよ!? ワケわかんない!!」
「うっさい!! 反論は聞かん言うたやろ!! 黙ってそれ食え!!」
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