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「じゃあ、俺、なずなさんが仕事終わるまで、スタバでレポート書いて待ってるから。終わったらスタバに来てよ」
「わかった」
遥汰に笑いながら手を振ると、遥汰が「じゃあ」と言いながら、自転車に乗って行った。
遥汰の姿が消えるのと同時にため息を吐く。
やっぱり……彼に近付かなければ良かった……。
そうすれば、こんなツラい思いしなくて済んだのに……。
気を緩めば、涙がこぼれそうな気持ちを叱咤しながら、仕事に戻るのだった――。
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