act.13 決別

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「うん……。実は今からふーこさんに会いに行こうと思って……。メールと電話ではやり取りしたけど、直接会ってちゃんと話したいから……」 「そっか……」 安堵の笑みを浮かべる二人に笑い返す。 二人には言えないけど……。 本当は不安だった。 全てに決別できるのだろうか。 例え、決別できたとしても―― これから先…… 私は何を見据えて生きて行くのだろうか。 遥汰との関係はどうなって行くのだろうか。 先のことを考えれば考えるほど、不安になる。 そんな私の様子を感じ取ったのだろうか。 千冬さんが優しく手を添えてくれた。 「ふーこさんがついてくれるなら、大丈夫だろうけど……何かあった時は、私達だって力になるから。だから、大丈夫だから、ね?」 千冬さんの優しさが胸に響く。
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