act.15 再会

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「ふんっ……くっ!!……あぁぁ~む」 伸びをしながら、あくびをする。 眼にじわりとたまった涙をそのままに、机の上に肘をつき―― 「……………暇や」 そうボソッと呟くと、一緒に居た男がジロッと俺を睨み付けた。 ――だって、しゃあないやん。マジで暇なんやもん。 カイトくん……暇すぎて、超おねむや。 だいたい、ちまちまちまちま…… モニターのチェックっちゅうのが性にあわんねん。 つか、こんなんチェックしても来るときは来るねん、こいつら危機感っちゅうか危機管理っちゅうか、認識が甘いねん。 そもそも、何で俺がこんなことまで、せなあかんねん!! これ、明らかにそっちの仕事やないかい!! 俺、スタッフサービスの派遣ちゃうねんぞ!! いろいろ考え出すと、だんだんイライラしてくる。
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