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「あんたはこっちに来なさい!!」
後ろからスーツの襟首を掴まれ、そのまま部屋から出ようとされる。
「待て!! どこを掴んでんだ!! お前さんは!! てか、なんで俺が部屋から出なきゃならん!!」
「当たり前でしょ!! なっちゃん、今から怪我の治療するのよ!! つまり、脱ぐわけよ!? 脱ぐ!! わかる!? 生まれたままの姿!?」
「それと、俺が部屋から追い出されるのと何の関係があるんだ!!」
「ふてぇ野郎だ!! なっちゃんの裸が見たいんだろうが、そうはいくか!! とっとと部屋から出ていきやがれ!!」
かつて、組織の中でトップの殺し屋だったというのは、伊達じゃない。
ものすごい馬鹿力で引っ張られる。
「こら!! 待て!! スーツを破く気か!! 馬鹿力で遠慮なく引っ張るんじゃねぇ!!」
いや、そんなことよりも……
「てか、今さら、蜥蜴の裸ぐらいで、勃ちゃしねぇよ」
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