群青2 モノクロ第4話

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今笑った事をすぐに責めないのは、彼女が俯いているからだろう。 髪に顔を隠していては俺の表情を見ることができないし、俺が彼女の表情を見ることもできない。 「ゆず」 「……」 「返事」 「はい」 「公園て、そこ?」 俺の言葉に反応して顔を上げた彼女。 「あ、ごめん。違った」 「……」 しれっと言った俺の詫びの言葉に無言を返し、顔をこちらに向けた。 「あとちょっとです」 「そう」 真面目な彼女が返した真面目な言葉に、またしても笑みが漏れる。
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