群青2 モノクロ第4話

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「可笑しいことありました?」 「いや、なにも」 首を傾げて不思議そうな表情を見せる彼女はいつも通り。 それが無理に平静を装っているのかと思ったら、妙に可笑しくなった。 「楽しそうですね、洋史さん」 彼女が言った公園が見えたのは、それから間もなく。 「そうかな」 「はい。神崎さんの家にいた時とは全然違います」 ウィンカーを上げ、駐車場に入った。 「嫌?」 「では…ない、です。けど、戸惑います」
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