群青2 モノクロ第4話

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最初の勢いはどこへやら。 呼び方を変える度にトーンダウンしていく彼女の声。 しどろもどろになったかと思ったら 「はい」 「……」 最後にはとうとう無言。 「あなたは『ゆず』でしたっけ」 黙ってしまった彼女を見なくても分かる。 きっと、耳も頬も真っ赤。 触れたら熱いに違いない。 「違います?」 「違いません」 すぐに返ってきた言葉にどこか満足し、ふっ。と笑みを漏らした。
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