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甘い声を出して、腰をあられもなく振るようにくねらせている。男が耐えきれないように呻いた。
「やばい、こいつん中。…めっちゃ動く。いきそう…」
「早いよ。…しっかし、本物の淫乱ってやっぱすげーな。腰遣い半端ない…」
「俺らももっと弄ってやろうぜ。こいつ喜ぶし、滅茶滅茶」
そう言うと、一人は彼女の拡げた前に手を伸ばし、一人は胸を口に含んだ。彼女は身体を震わせ、更に腰を振った。
「あぁっ、三人がかりで…、酷い…。もう、こんなの、駄目ぇ駄目っ、いっちゃうよぉ…」
「あっ、俺も…もう」
彼女が身体を急に突っ張らせ、あり得ないほどぶるぶると身を震わせた。男は少し安心したように彼女の上で呻きながら身体を波打たせている。どうやら二人ともいったらしい。
彼女が再び、荒い息を吐きながら上気した顔でわたしを見てにっこり笑いかけた。しまった、あまりの成り行きに結局最後までがっつり見てしまった。これじゃわたしが変態だ。
「…どう?あたし、よさそうだったでしょ?通報しないで。合意の上だし、今愉しんでるところなの。それより」
明らかにわたしに向けて話しかけている。それまでこっちに背を向けていた男たちが三人とも一斉に振り向き、ぎょっとして固まった。
「げっ…」
「おい、やば…」
怯む男たちに構わず、彼女は脚を開いたままわたしに呼びかけた。
「ここに来て、一緒に参加しない?服を脱いで、脚を広げて全部見せて…。わたしと一緒にこいつらに代わるがわる挿れられようよ。すっごい、溶けるほど気持ちいいよ。あそこが」
うっ。そう来たか。
わたしは思わず後退りそうになったが、あまりのことに脚が竦んで上手く動けない。急に恐怖が全身を包む。そんなこと言われるとは思わなかったけど、でも、そうか。
女が悲鳴もあげずに魅入られたようにこんなものを見ていたら、そう誘われてもおかしくない。惹きつけられてたわけじゃなく、あまりの非現実さにフリーズしてたって言い張っても無駄だろうし…。当の女の子に誘われたのはいかにも常識外れだが、その台詞を聞いた男たちもさっきの怯んだ様子が消えて、それもアリか、というような目つきでこっちを見ている気がする。いや絶対ない。無理無理むり。
悲鳴をあげて背を向けて逃げ出そう。もうこの女がどうなっても知るか。自分の身が大事だ。
一人の男が立ち上がってこっちへ向かってきた。いや無理無理、ない。すごい怖い。
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