思い出の日への

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「へー、そんなことあったんだー」と まだ冷たい容器に「雫の汗」をかいたリプトンのマスカットティーを飲みながら私が、なんだか羨ましそうに呟きました。 「Sちゃんは私の知らない彼を知ってるんだー」となんだかそれがとてもショックで、それでいて彼が少し遠くに行ってしまったような気がしてしまいました。 ですが、彼の昔の話を聞いてますます興味が惹かれていきました。 というのと同時にこれは「モテる」だろうなーと思い落ち込みました。 Sちゃんの話で判明したので彼は 「元サッカー部」「小学生の頃からギターをやっていて中学時代からバンドを組んでいる」 「格闘技も小さいころからやっている」 ますます彼が離れていきました。「こんなすごい彼と私なんか」と落ち込みました。 ですが、Sちゃんからの情報収集で思わぬ収穫がありました。 私も音楽が好きで下手ですがギターをやっていました。 これで彼とお話ができると思い、そして「上手くいけばギターを教えてもらえるかも!」なんて一気に妄想が膨らみました。 そして次の日、学校はお休みだったのですがこの収穫が思わぬところで実を結ぶのでした。
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