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勝手にあなたから逃げるようにしていなくなったら、あなたは怒るかもしれない。
恨むかもしれない。
でも――
でもね――
私は遥汰君のことを愛してるから――
離れなければならないって思うから――
ごめんなさい――。
私は本当は凄く弱い女だから――。
弱い自分を隠すために、焔を身に纏っていたから――
だからわかるの。
消えたはずの、消したはずの焔が再燃して、遥汰君を傷つけてしまうことが怖いの。
愛してるから――
あなたの側にいられないの――。
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