18人が本棚に入れています
本棚に追加
「馬鹿にして・・・最低・・・」
彼女は鞄を持つと出て行った。
フー・・・
何で家に入れたと聞けば、玄関で話してたら、勝手に入ってしまって・・・
「早く、帰って来て欲しかった・・・怖かった」
俺の腕の中で泣き出した。
「悪かったな・・・怖い思いさせて・・・」
泣き止むまでずっと抱きしめたままだった。
泣き止んだ彼女は、『私、北山先生や彼女さんにも同じことしてた。早く謝りたい』と告げてきた。
同じ立場になって、気がついたということだろう・・・俺がしてやれるのは北山に会わす事だった。
最初のコメントを投稿しよう!