第11章
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「須山君、家内がお弁当を」 「ありがとうございます」 俺はずっと幹江の傍にいた。 幹江だけじゃない、俺の子供の傍に・・・ そんな中、スマホが鳴った。 画面には【お袋】と表示。 俺は窓の外に出て―――電話をとった。 「もしもし、お袋?」 《徹、仕事中?実はね…お見合いの話があって》
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