第11章

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そして、最後の言葉に驚いた。 “妊娠してるが、流産しかけている” 「嘘だろ・・・どうして・・・階段から」 「誰かに突き落とされたようだ・・・ 下から上っている患者が、落ちた後を確認して逃げる後姿を見たそうだ・・・ しかも、看護師だったらしい・・・」 はぁ?嘘だろ・・・ 「今、上条がついている。産婦人科の医師が診察中だ」 ガタッと立ち上がると、俺は外来を飛び出た。
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