第11章

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「外出中だったが、連絡しといた。 すぐに戻ると―――」 「悪いが事務長と婦長をを呼んでくれないか?」 「あぁ、わかった」 北山が出て行くと――― 眠ったままの幹江の手を握った。 どうして、階段から落とされなきゃならなかったんだ? 事務長室にいるんじゃなかったのか? こんな事なら、あの日で辞めさせていたら・・・幹江が傷つかなかった筈。
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