第11章

7/15
前へ
/15ページ
次へ
ガラッとドアが開いて、北山、婦長、事務長が入ってきた。 「須山先生、私が彼女に頼んだばかりに…すみません」 事務長は何度も謝るが――― 「婦長、幹江を突き落とした看護師を見つけて連れて来て下さい」 「えっ、看護師なんですか?」 「俺の患者が見ていた・・・逃げる姿の看護師を・・・」 北山は患者にも好かれている。 「そんな、事故ではないと言う事ですか・・・どうしましょう・・・」 慌てる婦長に事務長は『警察には・・・』と―――
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加