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「子供は大丈夫になったが、幹江は目覚めないんだ・・・
頭も異常がないのに・・・」
「・・・そう」
お袋も言葉にならないらしい。
「母さんから聞いたが、ほんとに婿養子に行くのか?」
「あぁ、最初は断った。夫人からは結婚まででいいから、同居しないかと言われていた。
どっちも返事しないまま、彼女は俺のマンションに居たんだ。
でも、彼女が辛い目に遭ってると思わなかった。
様子が可笑しいのはわかっていて・・・
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