第1章

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多くの人が往来する品川駅は僕にとって、 スタート時点だった。 お昼がすぎたのに、人が多く減る気配はない。 今日は念願だった京急に始めて乗るために、 品川駅に来ていた。 僕は切符を買い、改札を通り駅のホームで 電車を待つ ゆっくり、旅行に行きたかったので各駅電車に 乗ることにした。 赤と白が混ざった電車が来る。 東京に約3年もいるのに、 僕はこの電車を見るのが初めてだ。 電車は僕を通りすぎて減速をする。 そして電車は完全に停車し、 ゆっくりとドアが開く。 僕はついに子供の時からの夢が叶う事に 胸が高鳴っていた。 僕は一番に電車の中に入った。
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