第13章

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俺は1ヶ月近く眠っている、幹江の傍にいたから少し医局に向かった。 そんな俺に『先生、どうなされたの?』と気安く声をかける看護師を無視して歩く。 「先生ってばぁ・・・」 と、俺の腕を掴んできた。 「な、なんだ?」 「えっ、あの、今夜、夕食でも・・・どうですか? 院長のお嬢さん、目覚めないんでしょ? いい気味じゃないですか? 北山先生がダメなら、須山先生だなんて・・・ 先生も振り回されて迷惑ですよね?」
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