第25章
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だからと言って、気にするなよって、どこまでも優しい。 だから私は頷いた。 ずっと、守ってくれる彼・・・ たまには“役に立ちたい”って思う。 今回は、ずっとじゃないから、しばらくは従うつもり。 「あいつ、葵はさっ、俺達兄弟にとっては妹の存在だったんだ・・・」 「うん」 「だから、俺は、どんなに想われても、考えられないんだ・・・」 家に着くまで、こんな会話を話しながら帰った。
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