22人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな・・・私も徹がいなかったら・・・」
幹江は北山のことを話した。
「自分も同じだったかも知れないから、告訴しなかったんです。
元看護師もただ、徹を好きだっただけ・・・
私は、徹のおかげで、そうならなかったんだって思ったから・・・
元看護師にも、新しい恋をして欲しかったから・・・」
ここにいる誰もがずっと、黙って、幹江の話を聞いた。
「徹は私には勿体無い人です。
今は感謝しています。だから、お隣の子に別れて下さいと言われて、初めは拒否しました。でも・・・」
最初のコメントを投稿しよう!