第30章

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壮也に危害があるといけないと恐れて、俺に“別れ1人で育てる”と言ったことも・・・ 「そうだったのか・・・真相も知らなかったのに、裁判にして悪かった。 でも、親には親の気持ちがあるんだ・・・そこはわかってほしい」 親父は頭を下げた。 「はい、今は、壮也のために出来る事はしたいって思います。 だから、パパやママ、お父さん、お母さんが、訴えていたと知って驚いたけど、嬉しいです。 こんなにも大事に思っていただいて・・・ありがとうございます」 幹江がお礼を言うと、しんみりとした空気を換えた満の彼女。 『さぁ、食べましょう』と遅い夕食を食べたのだった。
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