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「なるほど~!そこに気づくとは!さすが絵里ちゃん!」
「え、なになに?どういうことどういうこと?教えてことりちゃぁん!」
ことりにすがりつくように答えを聞こうとする穂乃果。
他のメンバーはすぐに理解している顔。
本当にわからないの?と苦笑いしつつ答える。
「えっとねほのかちゃん、真姫ちゃんちって別荘があるでしょ?」
「うんうん!」
「それでね、その別荘を借りれれば、私たち9人だけで遊んだり、泊まったりできるんじゃないかなぁって、そうでしょ絵里ちゃん?」
「そーいうこと」
グッと親指を立てた拳を前に突き出す。
「で?大丈夫そう?もちろん無理なら無理で…」
「別に心配しなくて大丈夫よ。どうせ今の時期は誰も使ってないだろうし…それに、私も…悪くない提案だと思う」
ほんのり照れ臭そうに答える真姫だったが…
「真姫ちゃん無理しなくってもいいよ?どぉうしてもって言うのならぁ、特別にぃにこにーのとっても大きな別荘を用意してあ・げ・る♪」と横槍。
「あ、もしもしパパ?また前に借りた別荘を使いたいんだけど…」
「ちょ、ちょっと!そんな露骨に無視しないでぇ!」
にこの叫びは空を切った。
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