始まりの始まり

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「前も来ましたが、やはり別荘というだけあって設備が充実してますね、これだけ近くに山もあって…少々羨ましいほどです。」 海未の言うようにやはり設備が整っている。 外見から見たように6角形のような家造りで、2階建てとなっている。 玄関も窮屈のない大きな造りになっていて、入ってすぐに大広間に出る。 ふかふかな絨毯が床全体に広がっておりや、ベットと変わりない心地よさのソファとガラス板の大きなデスク。 その天井で回るシーリングファン、テレビも50インチとかなり大きめなものが居座っている。 暖炉があるのも特徴的だ。 山中なので時期によってはつけることになるだろう。 ただ、サンタを信じてる純真な少女がいるので、使用後は隅々までしっかりと掃除しなければいけないような。 そんな使命感に駆り立てられるが… 2階は基本的に部屋で埋まっており、それぞれ部屋の用途を分けているようだ。 海未とことりは懐かしむように以前使っていた部屋へ向かった。 キッチンも大抵の器具、機械が揃っており、ガス台ではなく最新のIH台となっているところを見ると別荘ということを再実感する。 風呂場も広く、軽く4人は一緒に入れるのではないかと思う大きさであった。 全体を見て真姫の家計はとてもじゃなく不自由ないものだと見て取れる。 ましてやこの別荘の他にも海のそばにも別荘があるのだから…
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