怪異研究部

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「はい。………帰り際呼び出されそうになったんですけど…………引き伸ばして貰ったので大丈夫です。」 「告白を引き延ばしねー。優しいんだか何だか。」 「そうでもしないと部活に遅刻するんですよっ!」 あぁ、とその場にいた3人から哀れみの目を向けられる。 「なんですかーー!それに部長も分かってるなら甘く見て下さいよ!」 「お前が女子に好かれるのと部の規律は別物だ。」 簡単にあしらわれてしまう。 うぅ、と声を漏らすと私は机に突っ伏した。 「なーんで3人も同じようにモテるのに時間通りに来れるんですかぁ?」 「なんで、ってそりゃあ……」 『異性にしかモテないから。』 ズバッと声を合わせて言われ、観月は何も言えなかった。 こほん、と部長が咳をする。 「では、今日の部活を始めよう。」 「今日はなにするんですか?」
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