第1章    横浜湾岸

8/8
前へ
/8ページ
次へ
徐々に2人の身体が離れていき、上着を着ながら 「じゃ………………」 そう言って昌彦は、玄関から出て行った。 テーブルの上には、昌彦から譲り受けたスマホがポツンと 置かれている。 立ち尽くす麻里子の瞳から、一筋の涙が零れ落ちていた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加