知らない場所と見覚えのない女

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「ねぇ━━」 誰かが 耳元で囁いている。 「んッ...」 その声に導かれるように 俺は重いまぶたを ゆっくりと開けた。 目の前には 見覚えのない 真っ白な天井がひろがっている。 (どこだ?ここ) まったく状況が飲み込めない。 まぶたの重さは だんだんとなくなってきたが 目の奥がジンジンして痛い。 「...っ━━」 俺は目を細めた。
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