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“ずっと一緒にいてくれる?”
事の最中にあなたがそんなこと聞くから、涙目になってしまったよ。
現実はあまりにも残酷で、いつしか薬指の約束がお互いを甘やかしていたね。
あなたの過去を全て受け入れようと決めた日、私たちは薬指に約束したね。
“それ”には終わりがないから永遠に愛を誓う者同士が身に付けるという。
そんな薬指の約束。
愛することと、共に生きていくことは違うから、その両方を兼ね備えたあなたがパートナー。
泥水におぼれる私を救い出して出してくれたのはアナタ。
地の底で人生を諦めていたアナタを救い出したのは私。
薬指の約束をかわすのは必然だったのかもね。
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