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真青藍斗の問題に頭を悩ましつつランニングを終えた僕は、再び思考回路を巡らせていた。 大浴場のような風呂の中にポツンと、まるでビットエラーのようにしていると、考えるのも少しは面白いものだと感じていた。 2m先の真青藍斗をAとする。2m後ろの僕をB。 AもBもそれぞれ同じ方向に運動していて、A〈 B で速度を表す。 すると、いつかは追いつくのだろう。 でも、それはいつなのだろうか。 例えば、AとBの速度の差が2m毎秒なら一瞬で追いつくように思える。 もし、差が0.0000001秒ならどうだろう。AとBの差は縮んでいき、いつかは追いつくのだろうけども。 ザーッ。 誰かがこちらへ向かってくるようだ。 おっと、湯気の合間から見てはいけないものを見てしまったようだ
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