記憶喪失

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そして、ふたりっきりのラブホテルにて。 部屋に入ってシャワーを浴びるのももどかしいと、転がるようにベッドに飛び込むあたしと彼。 彼の大きな手のひらが、愛おしむようにあたしの胸を揉み……、 ――ペコン―― ペコン? 「ん?」 薄いプラスチックがヘコむ音に、 『もしやあたしってば、ニセ乳?』 と見下ろせば、捲り上げられたシャツの下には、無残にズレたパットとブラ。 そしてその下には、究極のペタンコ胸。
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