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「「なら目覚めろ、そこに貴様の望みが待っている」」 「「目覚めるって...そんなこと...」」 すると再び自らの体が靄によって消えていく。 「「な、何なのよこれ...今度は何処に...」」 由香里の体は完全に消失した。 _____ __「...!?」 目覚めれば、そこには薄暗い部屋が広がっていた。 「嘘でしょ...まさかここって...」 ここは、現世? なら私は、死から蘇ったのか...? 「ベットで寝ていたのかな...?」 気付けばベッドで寝ていた状態であったが、自分の体が腐敗している様子もなかった。 「本当に私、死んでたのかな...?」 いや、学校の屋上から飛び降りたんだ。 痛みも伝わった、確かに死んだはずだ。 「...ここ何処?」 由香里は部屋を出て、長い廊下を歩いて探索し始めた。 「ん?」 前方に人影が見えた、由香里にはそれが初老の男性にも見えた。 「あなたは、誰...?」 「初めまして、センドウショウです」 とは言われても、勿論由香里は誰なのかさっぱりだった。 「ここの地下施設のオーナーです」 「地下?何で私がここに...」 「ここには、あなたが望むものがたくさんあります」 もしかして、学級崩壊ゲームと関係が... きゅるるるる... 「っ...」 由香里の体は食料を欲していた、これもまた生きていると実感できることである。 「し、失礼...」 「立ち話も何ですので、こちらのお部屋でお食事を用意させています、着替えも用意してるので案内をさせてもらいます」 由香里は血塗られた制服を着替える為にセンドウに着いて行く。 「ここが衣装室でございます」 「凄い...」 ドレスやらスーツまで、女装用のウィッグまで揃っていた。 「それでは、好きな衣装をお選びください」 そう言い残して、センドウは部屋を出て行った。 「好きな衣装と言われても...」 まあ、できるだけ普段着に近い物を... 「...これは」 真っ先に目に入ったのはいわゆるロリータファッションという種類の衣装だった。 「こんなゴスロリみたいな服、着るわけない...」 さてと、さっさと服を探して... 「...」 10分後 「に、似合ってるのかな...?」 結局着てしまった。別に気に入ったわけではなかったが、単なる好奇心だ。
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