Lady メリー第四話

7/61
前へ
/61ページ
次へ
   「続きましてぇ!  知識と法を守るホーリークルセイダーッ!  いざよいぃ はるかぁぁぁッ!!」 見とれてはいけない。 もう一人の紹介だ。 舞台の左手・・・ 青いマントの女性が、その衣を空に投げ捨てる。 続いてこちらの歓声も凄まじい。 「十六夜はるか」と呼ばれた女性・・・ 彼女も剣を掴んで一舞いしたのだが・・・、 先ほどの女性と同じようなコスチュームなのだが、 ・・・こちらは、 膝上30cmほどのマイクロミニのスカートで回転すると・・・、 下に何もはいてない! 義純は思わず、 受付でもらったパンフレットと見比べる。 さすがに印刷物には局部を露出させてはいないが、 結構ギリギリの格好をした二人が写っている。 切れ長の目に、 華奢な細い体つきの「紅かすみ」と、 どちらかというと肉感的な、 唇も厚くD~Eクラスと思われる胸の「十六夜はるか」、 まさしくこの教会の看板娘が、このふたりである。 二人は音楽と共に同時に踊りだし、 舞台中央から壇を降り、 会場の中央までやって来る。 ・・・これも彼らの売りの一つ・・・ 「聖なる舞踏」なのだそうだ。  
/61ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加